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 「死とどう向き合うか」を広島日赤病院入院中も、退院後も大きな課題といて考えています。(第一回)    滝尾英二    

 投稿者:  滝尾 英二メール  投稿日:2008年 6月29日(日)22時59分14秒
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<「死とどう向き合うか」を広島日赤病院入院中も、退院後も大きな課題といて考えています。(第一回)>

           人権図書館・広島青丘文庫  主宰 滝尾英二(‘08年6月29日)


 アルフォンス・デーケン教授は、自著『死とどう向き合あうか』(NHKライブラリー)の中で、「死への恐怖のさまざまな形」の項(159~165ページ)で、つぎの7点をあげていま。

◆1、苦痛への恐怖
◆2、孤独への恐怖
◆3、家族や社会の負担になることへの恐れ
◆4、未知なるものを前にしての不安
◆5、人生を不完全のまま終えることへの不安
◆6、自己の消滅への不安
◆7、死後の審判や罰に関する不安

 その中、「◆自己の消滅への不安、及び◆死後の審判や罰に関する不安」について、アルフォンス・デーケン教授の書かれている記述をまず紹介します。私自身についていうと、こうした不安は、「自己の消滅」への不安は存在しますが、「死後の審判や罰に関する不安」は、全くありません。だって、人間は誰でも「真っ白」の人は存在しませんし、また「真っ黒」の人は存在しません。すべて「灰色」です。ただし、「真っ白」に限りなく近い人と、「真っ黒」に限りなく近い人とは存在します。また、同一人物でも時代と場所により、それぞれ、その「灰色度」は異なると思います。


 上記の問題について私の感想をいうならば、ここ十余年、弁護士たちと関わってきた過程でいえば、裁判をすすめる場合に「勝訴」を目的とした担当弁護士と、「真実を追究」することを至上の目的とする研究者である私とは、自づから、或る人物や現象乃至、事実への評価が異なりました。


  職業上、単純化し典型化して裁判を有利に展開しようとする弁護士と、歴史的事実を多様な角度から「真実」を追究しようとする研究者である私とでは、当然のことですが、意見が食い違い、衝突することは、やむをえないことだったかと思います。だから、神仏が行なう「死後の審判や罰」は、生前は全員がその度合いは異なれ、すべて「灰色」だから、どこで線引きを神さまや仏さまが行なうか、神仏でない私=「灰色」の私には、それを恐がっても仕方がありません(笑い)。アルフォンス・デーケン教授は、「死を前にした生きがい」として、つぎのように書いています。(174~176ページ)


‥‥たとえ死が目前に迫っていても、残された時間を積極的に生き抜いた人物像の一つに、黒沢明監督の映画「生きる」があります。ごらんになった方も多いと思いますが、ちょうど私がフォーダム大学大学院に留学していたころ、ニューヨークで上映されていました。私はあの映画に感動して、何度も映画館に通ったことを覚えています。

 この映画の主人公は、市役所の職員として定年間近まで、すべて事なかれ主義で過ごしてきました。ところが偶然、自分ががんであと半年の命しかないことを知ります。彼はそれまでの六〇年近くを、本当の意味で生きて来なかったことを悟るのです。

 その反省から、せめて生涯の最後の半年間を人間らしく生きたいと思い、小さな児童公園づくりに執念を燃やします。彼の唯一の生きがいとなった公園は、多くの困難の末に、ようやくできあがりました。

 ラストに近いシーンはとくに印象的でした。夜更けの雪があたり一面に降り積って行く中で、彼は完成した公園のブランコに独り揺られながら、静かに息を引き取るのです。このシーンは今も私の目に焼きついています。

 彼は自分の死期が迫ってくるなかで、初めて他者へ愛を捧げる喜びを知り、深い満足感に包まれて亡くなりました。逆説的ですが、この映画の主人公は、死に直面することによって、初めてよりよく「生きる」ことができたと言えましょう。


 死へのプロセスというのは、自分自身のかけがえのない生命を最後までどう生きぬくかという重要な時期です。ドイツ語では、動物の死と人間の死を、二つの違う単語ではっきり区別します。動物の死はフェアエンデル(verenden)、人間の死はシュテルベン(sterben)です。動物の場合は、肉体的な衰弱のうちにやがて死に至りますが、人間の場合、肉体は同じように衰弱して行っても、精神的・人格的には成長を続けて尊厳に満ちた死を迎えることが可能なのです。

                          (以下、未完です。=滝尾)
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