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タイの工業団地が浸水して日系企業約400社が水没している状況。今年は雨期(5月~8月)の降雨量がタイ北部で異常に多かった。当社の得意があるチェンマイでも6月7月頃に24時間降雨が続きあっというまに工場周辺や低地のホテルが浸水する騒ぎが起きていた。既に今回の問題はこの時点から勃発していたのである。今年はタイの首相が変わった年だ!皆さんも記憶にある紅組黄組の騒動だ、一時は首都バンコクまで騒動は広がり空港おも占拠するという異常事態を起こした事件がまだ根深く国民感情に残っている。勝利した紅組を支持する県の首長は首相(政府)に対して従順であるが、反インラック首相(タクシン元首相の実妹)に反対する与党派はオーバーフロー寸前のダムを一斉放流した。その結果が今回の洪水被害であり、まさに人災と言えよう。微笑みの国タイ・アジアのデトロイト・円高など色々な影響を受け進出した企業は数多い。日系車メーカーは全社・キヤノン・SONY・東芝などの電子部品産業やグリコなどの食品・医療、タイに進出していない有名企業は無いと思われる程の企業が進出して今は水没している。早い地域では既に1ケ月半が経過しているが未だに水位が下がる見込みや復旧の具体的見込みは無い。先週バンコク経由にてチェンマイへ移動したがスワンナプーム空港2km地点まで浸水している。空から見たバンコクが悲惨であった。今後どのように影響及ぼすか注視したい。
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